2016年7月26日
鉄骨Alc3階建て、3階の天井からの雨漏りということで現場を確認しました。
3階の上は陸屋根でウレタン防水を施工してありました。そして雨漏りしているすぐ上にはドレンがあります。これを見てすぐ改修用ドレンが入っているなとわかりましたが…
はいつくばってのぞいてみると、改修用ドレンが入っていることは入っているのですが、ホースが水平部分で終わってしまっています。(赤い線が改修用ドレンの端部)
これが外の写真ですが、あの長さではドレンのエルボまで達していません。これでは改修用ドレンを施工している意味がありませんね。
本来は写真でいう赤い線部分までしっかりと改修用ドレンのジャバラホースをいれなければなりません。
屋上陸屋根関係の雨漏りでドレンまわりからの雨漏りは案件としては非常に多いです。お客様にお聞きしたところ、この防水を施工したときは雨漏りは発生していなかったとのこと。ということはその時点であえて改修用ドレンを入れたのは、ドレンが雨漏りの原因になりやすいとわかっていたからと推測されますが、その意図が実際に施工する人に伝わっていなかった?としか考えられません。
『改修用ドレンを入れたからもうドレンからの雨漏りは大丈夫!』とは言えない現実があります。
なんのためにこの工事をするのか?
その意味を考えて作業することが非常に重要です。