【雨漏り診断士の視点】なんと…2次防水がありません!

2021年8月6日

暑中お見舞申し上げます。
毎日暑い日がつづていますね。
梅雨が短かったといはいえ梅雨の期間はほぼ毎日雨という今年、外工事は当然施工が遅れてしまいました。遅れを取り戻すがごとくスタッフは懸命に作業に取り組んでいます。そんな中、ちょっと変わった工事内容を施工させていただいております。屋根と2階部分のサイディングは塗装、1階部分のサイディングは貼り替えという内容です。塗装工事は私達サンカラーが施工。1階部分は大工さんが施工ということで進んでいます。

そんな現場ですが、解体しているサイディングを見て驚きました…

解体したら2次防水がありませんでした

解体途中のサイディングです。なんと、2次防水がありません。
この建物、よく宣伝している○○○ハウスの建物で築年数は20年以上経過しています。有名なハウスメーカー製なのですがこんな事があるんですね。構造は軽量鉄骨なので鉄骨ALCの建物と思えば2次防水が無いというのも当たり前といえば当たり前なのですがちょっとびっくりしました。

窯業系サイディング

これは基礎とサイディングの取り合いです。土台水切りがありません。サイディングが基礎をオーバーハングしているということもなく、サイディングに流れた雨水が基礎の裏側に回り込んでしまう納まりになっています。

鉄骨ALCの建物と同様、シーリングのみで止水しているという建物でした。
ちなみに壊した1階の部分はコンパネ貼って透湿防水シート貼った上に新規のサイディングという納まりのようです。

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