今回は去年施工させていただいた物件をご紹介します。
大田区の大森です。直接の請負ではないですが、相見積注1もりということもなく、今までの信用で足場からの外壁改修工事となりました。
塗装工事だけではなく、サッシ交換や内装もリニューアルの全面改修工事となりました。
築30年以上、鉄骨ラスモルタル注2作りです。タイルや外壁の汚れがだいぶ目立ちます。
施工方法ですが、タイル面は酸性の薬品洗剤を使用して手作業でゴシゴシこすって汚れを落とします。
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→その後、よく乾燥させてタイル、タイル目地の保護とタイル目地の防水を目的としたクリアーを吹き付けにて施工いたしました。
塗装面ですが、高圧洗浄にてゴミ、汚れ、ほこり等をよく落とし→下地を固めるため壁に浸透するシーラー注3を塗装
→その後、微弾性フィーラー注4を吹きつけにて施工
→最後にトップ材注5として水性シリコン塗料を2回塗装しました。
工事後の感想
この現場の元請け様は私が初めてお仕事を頂いた方です。(8年前ほど)今の会社の第一歩を踏み出させていただいた大変恩のある方です。
その元請け様に少しでも恩返しが出来る仕事をしたいと、私自身テンションを上げて施工しました。
仕上がりにも大変満足されて、私や社員達も苦労が報われた思いです。
自分の会社が元請け、下請けにかかわらず、お客様に満足していただけることが一番嬉しいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
倉方
用語解説
注1 相見積もり=同業他社で同じ物件の工事見積もりを提示させて比べるやり方
注2 鉄骨ラスモルタル作り=今は鉄骨作りと言えば乾式パネルを使って建物を建てるやり方ですが、昭和30.40年代の鉄骨作りと言えば外壁は左官屋さんがモルタルで仕上げるやり方が多かったです。その後に塗装で任意性を持たせて仕上げる施工方法です。
注3 シーラー=今塗装してある古い塗料とこれから塗装する新しい塗料との密着をよくするために使用します。下地に浸透する浸透性シーラーなどもあります。
注4 微弾性フィーラー = これも下塗り材の仲間ですが、シーラーよりも厚めに塗装できるので、下地強化になります。また、乾いても伸び縮みしますので、細かいひび割れなどに追随して表面にひびが出ないという性能もあります。
注 5トップ材 = ウレタン、シリコン、フッ素、光触媒、などいろいろな種類、グレードがあります。対候年数や汚れにくさに違いがあります。このトップ材の種類によってシリコン仕上げ、フッ素仕上げなどと表現され、塗装工事の値段も違います。