2022年2月8日
今日も一日寒かったですね。木曜日は雪の予報~お風邪などめしませぬようご自愛ください。
さてそんな寒いい一日でしたがこのお話もちょっと寒いです。
本日、2年前に和瓦を葺き直ししたお客様からお電話いただきました。
「昨日の夜、7時過ぎに通りすがりのものだけどオタクの瓦がずれているよ。このままでは雨漏りしちゃうよ」と言われたそうです。不安になったお客様が今朝になって私にご連絡を頂いたという次第です。
ことの経緯を聞いてここ2年ぐらい流行っている屋根の詐欺だなと思いましたが、せっかくお声をかけていただいたのですぐお伺いさせていただきました。案の定、屋根自体には全く問題はなくお客様もご安心していただきましたが、本当にひどい話ですね。
そのお客様は言ってきた人に「2年前に瓦を修理したばっかりだからその業者さんに見てもらいます」と言ったら「そうですか」と言って帰ったそうですが、自分の身分も明かさず、名前も名乗らず、当然名刺も渡さず不安だけを煽る。
過去にはそういった人を屋根に上げてしまい、棟板金を無理やりめくった写真を撮って、「内側の木が腐っています」といって工事を迫って来たこともあります。
本当にひどい話です。幸い、弊社のお客様は何かあれば私のところにお声をかけていただき、私が「絶対に屋根にあがらせないでください」と言っています。
正直裸眼で屋根をみて棟板金の釘が抜けている、浮いている、なんていうのを確認できるのは相当近い距離でないとわかりません。2~3件挟んだら無理です。見えません。それでも「道路向こうのマンションの防水に入っている業者です」とか「近くの現場でオタクの屋根がめくれているので」とか言葉巧みに近づいてきます。本当に気をつけてください。そして少しでもご不安でしたらお気軽にお声をかけてください。