サーモグラフィーの可能性

2015年11月28日

とうとうサンカラーにもやってきました。サーモグラフィー

やってきたというか、買ったんですけどね。

これが何に役立つか?

よく、『サーモを使えば雨漏りがわかりますよ』なんて言うコトを見聞きしますが、サーモグラフィーでわかるのはあくまで温度差。温度差=雨漏りとはなりません。

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この画像、うちの事務所内をサーモグラフィーで撮影した画像なのですが、ムラサキ色した線が上から下にありますよね。これ、壁内にある柱なんです。内装の構造からして断熱材の入っていない柱部分は温度が低くなるんですね。これは今日(昨日から晴天)撮影したので雨漏りではありませんよね。このように他の部分と比べて温度差があるからといって即雨漏りとは断言できません。

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↑これが同じ位置の可視画像です。窓の横に柱が入っている。木造住宅では当たり前の構造です。

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これも同じ事務所内を写した物ですが、ポツポツとムラサキ色の点が見えます。そしてそのまわりに四角い輪郭が。これは倉庫だった頃にあった換気扇を外してボードを貼った部分です。ボードを固定するビスがムラサキ色の点となって見えてます。このときは断熱材も入れずにボードを貼ったので温度差がでました。

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これが可視画像です。珪藻土仕上げの壁面しかわかりません。

このようにしてサーモグラフィーはあくまで温度の差しかわかりません。雨漏りの現場に行ってサーモグラフィーを持ち出しても建物の知識、構造がわかっていないと間違った判断をしてしまう可能性があります。

見えない物が見えるようになる。

これはすばらしいことですが、あくまでひとつのツールとして使用する事、そして過信しすぎないことが重要だと感じています。