ブログでもご紹介している目黒区原町での雨漏り修理
【雨漏り修理】木造3階建て1階店舗 まずは足場を設置→https://suncolour.co.jp/?p=4616
【雨漏り修理】木造3階建て1階店舗 看板撤去と外壁解体→https://suncolour.co.jp/?p=4627
【雨漏り修理】木造3階建て1階店舗 外壁を解体して雨漏りの原因がわかりました!→https://suncolour.co.jp/?p=4635
本日、足場を解体しました。西小山駅前の商店街の中、いつもは通勤の方で歩行者の方が多いのですが、さすがに祭日、今日はまばらな人通りでした。
前回の雨漏りの原因がわかって、さあ、どうやって修理するか?なのですが、建物本体と今回解体している壁との間にマスがあり、そのマスがゴミで詰まってオーバーフローによる雨漏りと言うことが判明しました。
それ以外でも、2階ポリカの縦枠部分からの雨漏りなど進入箇所は複数。マス以外は板金による雨じまいでしのげてもこのマスはやはり外に出すしかないです。
ということで壁内にあったマスを外壁に出しました。それから、2階屋根?下屋に垂れ流しになっていた大屋根の雨水も樋を延長して直接建物外の縦樋に落としました。
この処理により、2階屋根に流れる雨水の絶対量が激減し、雨漏りのリスクは軽減させれます。また、2階屋根の排水口にステンレス製の網を取り付け、大きなゴミが入ってしまう危険性を回避しました。しかしこの処理、ここの網がゴミで詰まってしまい、オーバーフローしたときにはやはり雨漏りしてしまいます。そもそも、木造住宅は(S造、RC造にもいえることですが)潜水艦ではないので
『雨水をためない』事が重要です。
その点はお引き渡しの時にしっかりとお話しさせていただきました。
それから、今までなかった2次防水を透質防水シートで造りました。フェルトとどちらにするか悩んだのですが、中がまるっきり空洞ということを考慮し透質防水シートにしました。この点はいろいろ意見の分かれるところだと思います。
そんなこんんなで当初の仕様よりも雨漏りに強い仕様となったと自負しております。
屋根下地、屋根の自着生アスファルトフェルト、看板下地
屋根の排水口、瓦棒葺き、外壁金属サイディング
パラペット立上がり納り、看板上の水切り、笠木、排水口のステンレス製の網
大屋根の雨水迂回、水切り納り、足場解体
賑やかな商店街の中での作業、1階のお店も営業中という条件の中、事故もトラブルもなく終了することが出来ました。
ありがとうございました。