お母さん

 10月20日

11年前の今日、母が亡くなりました。
今でもはっきりと思い出します。
独立して間もない頃でした。
その頃は店舗内装塗装がメインのお仕事。
店舗といえば工期が無い。
そう、突貫工事の真っ最中。
しかも2店舗も塗装工事を抱えていました。
昼間は川口、夜は横浜。
昼間の川口で塗装していたときに父からのTELで母の悲報を聞きました。
一瞬、父が何を言っているのかが理解できず、聞き直しました。
「うそだろ!」
その少し前、いとこの結婚式で父と母、私で大阪まで行ったばかりです。
目の前が真っ白…
とにかく帰らないと…
現場の監督に事情を話してすぐ実家へ
いつかくるとは頭の中ではわかっていても現実を目の前にすると動揺します。
現実を認識できないままひとしきり葬儀の準備が終わり、あとはお通夜と告別式を待つだけになりました。
そして現場からTELが…
2件抱えている現場の1件がどうしても今日仕上げなければならないとのこと。
母を送り出す前に夜、現場に向かいました。
今思い出しても あれは辛かった…
現場で塗装しながら涙がでてきたのを思い出します。
母が好きだった日曜日のNHKのど自慢。
ラジオから流れてくる度に歌を口ずさんでいた母を思い出します。
そんなことを思いながらお墓参りをしてきました。
いろいろな出会いがあり、別れがあります。
自分が生まれてきてからずっといる人がいなくなってしまう。
母親という存在が無くなって自分のルーツがひとつ消えてしまったような
そんな感覚でした。
この世に生を受けることができたのは両親のおかげ。
無償の愛を提供してくれた母、
言葉では言い表せないくらい感謝しています。
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