今月初めから入っていた賃貸マンション塗り替えの現場も笠木シーリングを残してほぼ終了しました。
当初、昨日検査の予定でしたが、降雨のため延期。
結局今度の土曜日へと変更になりました。
現場のめどが付いてちょっとホッとしたのもつかの間、一昨日あたりから協力業者としてお仕事をさせていただいているリフォーム会社様から立て続けに発注が…
まるで塗り替えが終わるのを待っていたかのごとく発注書がFAXされてきます。
このご時世、本当にありがたいことです。
そして今日、私は雨漏り散水調査。
実はこの案件、当初お話しが来たのが去年の7月。もう一年ぐらいになります。
不動産屋さんからのご依頼。
いつものように現調。そして原因追及のため散水調査を御提案。
しかし調査は不要!バルコニーの防水工事をしてください。
とのこと。
これでは検査をしないで病名を決めつけて治療することになります。
との事を伝えましたが、聞き入れてもらえず、
押し切られてしまったかたちでバルコニー防水のみを施工。
一旦は納まったかに見えた雨漏りがやっぱり再発。
またまたお呼ばれしてしまったというお話し。
そして今回はしっかり調査をしてから修理のプランを考えましょう!ということになり、今日の散水調査となりました。
原因は?
バルコニーアルミ笠木と外壁それに水切り金物の取り合い部分から水が進入。
そしてこの部分から水が進入しないようにしてその上を散水
結果は漏水せず。
そして掃き出し窓
ここでは漏水確認。
板間シールやサッシ取り合いシールが傷んでいたのでそこから進入。
再度、このシール部分に水が進入しないように細工をして散水。
結果は浸水せず。
この結果から
①笠木、外壁、水切り部分の不具合
②経年劣化によるシーリングからの進入
と結論づけました。
早速、この結果を不動産屋さんとお客様に報告、不動産屋さんからは修理の御見積を作成してください。とのこと。
お客様もホッとしたご様子。
めでたしめでたし。と行きたいところですが、
今回は大きな反省があります。
①お客様に雨漏り再発というストレスを感じさせてしまったこと。
調査という時間、これから発生するであろう修理の時間をいただき、その間、ストレスを感じさせてしまうという点。
②大原則の調査を実施せずに施工してしまった事。
依頼主である不動産屋さんに強く言われたとはいえ、雨漏り修理の大原則である原因追及をせずに施工してしまったという点。最初に強く調査の必要性を訴えていれば今回の雨漏りは防ぐことが出来たはず。
原則を踏み外しては絶対うまくいくはずはありません。
自分の心の弱さが今回の事例を引き起こし、お住まいのお客様にご迷惑をおかけしてしまったと猛省しております。
あらためて、
絶対止める!という信念をもって臨みます。
倉方