2019年3月16日
今日は雨の予報でしたがあいにく?のハズレでしたね。厳密に言えば午後16時ころに短時間ですがサラッと降ったのでハズレではないですが、外工事を生業にしている私達にとってはこのサラッとした雨でも工程によっては大きなリスクとなります。したがっていつも天気予報とにらめっこしながらその時その時考えながら作業の工程を考えながら進めていきます。
と、前置きが長くなってしまいましたが、今日は雨漏りの現場調査からのブログです。
下の写真のような笠木、見たことありませんか?
板金笠木の上から釘を打って止めている笠木。
そう、これが禁断の『脳天釘打ち』と言われる固定方法です。この固定方法はいたって簡単ですよね。笠木下の木材に上から釘で止めているだけですから。
しかし笠木というのは雨を受けるところですよね。しかも屋根のように勾配がほとんどない平面ですので雨が降るとこの釘周辺に水が滞留しますよね。さて、この状態で時間が経過するとどうなるか?
はい、この通り、釘穴から雨水が浸入して下地木材を痛めてしまっています。よく見ると笠木の内側、釘が出ている部分は錆びていますね。まさにこれが『脳天釘打ち』からの雨水浸入です。