屋上やベランダ、バルコニーなどにおいてスチール製やアルミ製の手摺りってありますよね。この手摺りの柱の中って中空になっていて長年風雨にさらされていると雨水の浸入や結露などで水がたまってしまうのをご存じでしたでしょうか?
通常の屋上などで手摺りが付いている場合は手摺りのベースと屋上平場を防水している場合が多いですよね。この状態で手摺りの柱に水が滞留するとどうなるか?
防水している中に水が浸入してしまうことが容易に想像できます。
イラストではこんな感じですね。防水平場と手摺り基礎に防水層がかぶっています。
長年の風雨と結露などで手摺り支柱に水がたまります。たまった水は防水層の下に浸入して防水層の破断、支柱の劣化、雨漏りの原因となります。
ではどうするか?ですが、手摺り支柱に穴を開けます。
ドリルに茶色い水がまとわりついてます。
水中や湿潤面でも施工ができてしっかりと硬化するエポキシ樹脂を注入することによって水よりも重いエポキシ樹脂が雨水を押し上げて開口した穴から雨水を押し流し入れ替わります。
透明なので見にくいですが、手摺り支柱から水が出ているのがわかりますか?グレー色がエポキシ樹脂です。
このようにエポキシ樹脂に入れ替わったところはそれ以上雨水や結露水が浸入することが無くなります。また今後の雨水や結露水は注入した穴から排出されます。
これがグラウド工法です。屋上防水、ベランダ、バルコニーの防水、トップコートの塗替えなどの時にはおすすめしている工法です。