台風19号が日本列島を縦断しています。
18号に続き、2週連続の台風です。
前回の18号で多かったのが『はじめて雨漏りしました!』というお問い合わせ。10月5日朝から降りだした雨は6日午前中まで続きました。そして朝方から雨が強まって台風再接近の午前10時頃から11時頃はものすごい風と雨。私は外にいて風裏ですが足場の上にいました。ものすごい風の音と横殴りの雨。恐怖すら感じるほどでした。
どんな建物でも潜水艦ではないので設計以上の降雨と風の場合は雨漏りが発生するリスクはあります。
台風18号が過ぎ去った当日の夜。去年の夏に外壁塗装を施工させていただいたお客様からある1つのサッシから今回はじめて雨漏りしたというご連絡をいただきました。現場確認にお伺いするとその面は建物と建物の間が約4m程度ある立地。お隣も同じ階数。どのような経緯で雨漏りしたかは定かではないですが、あの風が原因で笠木の裏などに回り込んだ雨水が漏水したという仮設はたてることができます。
目視にて外装に不具合がない。そういった場合、私は一旦様子を見ていただくようにお話しさせていただきます。通常の雨ではどうか?再度漏れた時の外の様子はどうだったか?などメモ書きでもいいので残していただくようにお願いします。
雨漏りしても慌てないでください!
雨漏りした状況をメモ書きでもいいので記録してください。できれば外に出て外壁に雨が吹付けているかどうか?雨漏りしている箇所の上がバルコニーやベランダだったら水が溜まっていないか?を確認してください。今後の雨漏り修理に役立つ貴重な資料、データになります。
私はお客様に必ず『雨漏りは単純にはなおりません!』とお話しさせていただいています。
★建てた工務店さんや大工さんがいくら修理してもなおらない雨漏り
★外壁塗装してもなおらない雨漏り(ただの外壁塗装では雨漏りは止まらないですが)
★防水工事をしても止まらない雨漏り
大工さんや塗装屋さん、防水屋さんが能力がないと言っているのではないです。それくらい雨漏りは難しいのです。
たくさん見てきました。原因がわからず苦労した経験もたくさんしています。
雨漏りを解決するためには雨漏りした当時の状況、データが非常に大事なんです。
もう一度
雨漏りしても慌てないでください!
これから台風19号が関東に近づきます。被害が出ないよう祈るばかりです。