2024年3月26日
今日も一日雨でしたね(泣)
こういった日は当然外現場は動くことができませんので施工スタッフは倉庫の片付けなどを行っています。まあ、そうった時間も必要なのですが現場が進まなくなってしまうのは困りものです。
と愚痴ってばかりもいられませんね。今日のブログは雨漏り修理の現場からです。
お問合せ→現調→雨漏り再現調査→雨水浸入箇所特定→雨漏り修理お見積り→ご発注という流れて修理させていただいている現場です。木造住宅でサイディングの直貼り工法のお家です。再現調査でサイディング板間のシーリングや窓に散水して雨漏りを再現しました。この結果からサイディングを剥がして2次防水まで修理するという内容で工事を進めていました。すると…
サイディングを剥がしてみると、なんと、あるべき2次防水がありません!直貼りなので透湿防水シートではなくアスファルトフェルトを使っているのはうなずけますがそもそもそのアスファルトフェルト自体が無いとは…
3階のサッシの下も2次防水がありません。
なぜか中途半端にアスファルトフェルトが貼ってあります。
一番雨が当たる妻側の上、お隣様より高い部分の壁にも2次防水がありません。
これではシーリングをどんなに頑張っても雨は室内に浸入してしまいます。ちなみにですが、2階まではお隣様と接しているため雨に当たる強度がそれほど強くないのですが、この2次防水がない部分はちょうどお隣様の屋根より高い部分なんです。狭くてやりにくく、雨の負荷がそれほど強くない部分に2次防水があって雨がかりのある部分に2次防水が無いというなんとも不思議な施工状態でした。
新築された方の考えは不明ですが、こういった手抜き工事を見るたびに悲しくなります。