【雨漏り修理】外壁を解体して2次防水まで修理する意味とは

2022年9月13日

今日は現在進行中の雨漏り修理現場からです。
足場を架けて雨漏り再現調査を実施しました。
その結果を踏まえて雨漏り修理のお見積りを作成、ご発注いただきました。
今回は外壁を剥がして2次防水まで修理するという内容です。

外壁を剥がして2次防水まで修理するというのはいわゆる雨漏りの完全修理であります。
単純に雨水浸入位置をシーリングや防水などで水が入らないようにする雨漏り修理は1次防水処理となります。
この修理ではたしかに水が入らなくなりますが、壁内の状態がわからない。構造体などが傷んでいても確認、修理ができないことになります。

もし、この雨漏りで構造体が傷んでいたら雨漏りが止まったとしても建物の耐力は落ちたままとなります。これは建物にとって非常に危ない状況となります。これを解消するには外壁を壊して構造体の痛みを確認、修理する。そして2次防水まで修理する。ことが必要です。

窓の角から2次防水内部に雨水浸入しています

外壁を解体し、2次防水であるアスファルトフェルトを撤去した状態です。ここでわかるのはサッシと外壁取り合いから浸入した雨水がすぐ2次防水であるアスファルトフェルトを突破して構造用合板に達しています。こちらの建物は枠組壁工法(ツーバイフォー工法)構造なのでこの構造用合板の痛みが建物の耐力低下となります。

費用の面では1次防水処理より2次防水処理のほうが高額となってしまいますが、雨漏りを2次防水まで修理するということは単純に雨漏りを修理するだけでなく、雨漏りで傷んでしまった構造体まで修理して、建物を雨漏りしていない元の状態に戻す。という意味があります。

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