【雨漏り散水調査】目を奪われるひび割れ

2018年1月19日

今日は木造住宅の雨漏り散水調査。実は16日にも散水調査しているのですが2箇所のうち1箇所は雨漏りのメカニズムは解明できましたが、もう1箇所の雨漏りは再現、メカニズムとも解明できませんでした。

雨漏りの原因を突き止めるのは1日で完結することもあれば1日でダメなら2日目、2日でダメなら3日目とかかる場合があります。まず初めにお客様から雨漏りの状況などのヒヤリング、そして室内に漏水している現状から雨水浸入口や浸水経路などを考え、散水する場所と時間を決めます。ここに経験とノウハウがあります。ここで間違ってしまうと『雨漏りの迷路』にはまってしまいます。

今回の建物には角に大きくひび割れがありました。これだけ大きなひび割れですから『ここが雨水浸入口だ!』と心がつぶやきます。そうすると雨漏り調査や診断で必要な心構え、『一切の先入観を捨て去ること』の前提が崩れてしまいます。

さてここに散水した結果は。。。

合計3時間散水しても雨漏りの再現はありませんでした。

すでに一番上の屋根まで散水している状況。それなのに再現できない。。。

はい、『雨漏りの迷路』ですね。

結果からいうと違う場所からの雨水浸入が確認されてメカニズムも解明できたのですが、こういった目を奪われる大きな不具合があるとそこに気持ちがひっぱられてしまい、判断を誤ってしまうこともあります。

本当に大事な『一切の先入観を捨て去ること』あらためて心に刻みました。