【雨漏り】雨漏り現場調査の視点

2016年1月21日

雨漏りのお問い合わせを頂き、現場調査に行ってきました。調査といっても散水調査といった物理的な事ではなく、お客様からのヒヤリングだったり雨漏りしている箇所の確認、その近辺の外回りなどを確認するという内容です。現場確認といってもいいかもしれませんね。

この段階で雨漏りの原因がわかれば修理の御見積となりますが、雨水浸入しそうな箇所が複数ある場合などは散水調査のご提案をさせていただきます。

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鉄筋コンクリート造です。この斜壁タイルを打検してみると、見事に浮いています。ほぼ全部と言っていいほどの浮きっぷりです。

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そしてこれがその直下です。雨漏りしている部分の天井はすでに剥がされており、躯体とボードが確認できます。躯体にもカビがあり、天井ボードにも雨漏りと思われるシミがあります。

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これは斜壁部分の一番上、屋上の笠木部分です。大きくひび割れしています。

こういった状況を確認しながら雨水がどのように浸入しているのか。そしてどういった経路でを経て雨水浸出に至るのかを頭の中で考えていきます。

また、なぜタイルが浮いているのか?屋上の笠木部分に大きなひびが発生しているのか?などもしっかりと考えなければいけません。

タイルが浮いているから雨漏りする。斜壁だから雨漏りする。ひびがあるから雨漏りする。単純に考えがちです。確かにそうなのですが、もう一歩踏み込んで考えるのが雨漏り修理には必要な視点です。

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