【雨漏り修理】シリコンシーリングが悪いのか?施工した方が悪いのか?

6月20日

久しぶりの青空♪

気持ちよく朝散歩行ってきましたw

でもって今日はちょっと前に施工させていただいた雨漏り修理での思ったことをアップします。

5年以上前から雨漏りに悩まされているお客様。去年の年末、改修工事を他業者様で施工したのですがどうしても雨漏りが止まらないとのこと。早速散水調査を実施させていただきました。

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雑排水と防水面の貫通部分に散水すると

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見事に漏水確認。

その後、支持金具や上階壁面への貫通部分、セットバックなどを散水して侵入箇所を特定しました。

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侵入箇所は2箇所。いずれも貫通部分からの侵入。

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既存のシーリングを撤去してみると最初に打たれているのはシリコンシーリングでした。そして改修工事の際に撤去しないで増し打ちをしてそのままと塗装という仕上げでした。

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こちらも同様にシリコンシーリングの上にウレタンシーリングを増し打ち、その上に塗装という仕上げ。

基本的にシリコンシーリングの上には何も乗りません。塗料なんかははじいてしまいます。はじきを止める、ブリードを押さえ込むプライマーは存在しますが、あくまでおさえているだけであって密着とはいきません。

本来、シーリングとはその物理的体積で性能を発揮するものです。増し打ちではその体積が足りません。ましてやシリコンシーリングの上からではシーリングの持っている性能を発揮できません。

ここで付け加えておきますが、雨漏りしていない状況で、下地がシリコンシーリングではなく、かつ増し打ちでもその体積がしっかりと確保できる状況の場合は増し打ちでも大丈夫です。ALC板間の増し打ちなどはよく施工します。

いろいろな状況を考えて施工しなければせっかくの工事も意味のないものになってしまいます。

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