猛暑の次は続けざまの豪雨!
今年の気象のキーワードは『極端』
といいたくなるような激しさです。
ことの始まりは…
先日、あるお客様から雨漏りのお問い合わせがありました。
日程を調整してご訪問。
お客様から雨漏りのことをお聞きしていると
訳あっていろいろ不具合のある物件とのこと。
雨漏りの原因は防水層が切れてその直下に漏水。
その切れた理由が…
詳しくは申し上げられませんが、
後日、雨漏り修理の御見積が出来たことをご連絡、
ご説明にお伺いする日程を調整。
そのときに、お客様から物件を売却するかもしれないとのこと。
そこで初めて知りましたが、
『売却物件用の雨漏り修理』をする業者が存在する
という事実。
どんな業者さんでどういう修理をするのかは不明ですが、
『雨漏り110番グループ』が実施している長期保証の雨漏り修理では無いだろうと
安易に想像がつきます。
中古物件の場合、
個人の売主であれば6ヶ月間の瑕疵担保責任というのが
通例だそうです。
注:あくまでも通例であって個々の契約によって違いがあります。
(売主が雨漏りやその他の瑕疵を知っていてそのことを買主に告知しなかった場合はその範囲ではない)
ということは…
これ以上は私の想像でしかないことなのであえて控えます。
しかしそれも雨漏りに苦しんでいるお客様がどのような業者で
どのような修理をするかはすべてお客様が選択すること。
そのことに一切異論はありません。
その選択がお客様の意向であれば何も口を挟む余地はありません。
弊社でなくても雨漏りがしっかり直ってお客様が安心していただけるのなら。
今私が言えることは
今回の事例は間違いなく防水層を全面改修しなければいけません。
部分補修ではまた同じような不具合が絶対発生します。
防水層が切れた原因を根本から直すというのは現実的に不可能に近い状態。
ではその原因の影響を極力押さえ込み、なおかつ力を逃がして
新しい防水層になるべく影響が出ない施工が必要です。
一番懸念することは
『売却物件用の雨漏り修理』をする業者さんが修理して
もしも、万が一
何年か後に同じ物件で雨漏りのお問い合わせが来たら…
私はそのお客様になんて言えばいいのでしょうか?
複雑な気持ちです。
倉方