雨漏り診断士として

久しぶりの更新となってしまいました(>_<)
先週は凹むことが多く、また体調もすぐれませんでした…
とのっけからいいわけとなってしまいましたが、
今日は、『雨漏り診断士』としてのお仕事をアップいたします。
新築から1年半程度の建物。
お仕事の依頼は建てた工務店様から。
もともと、雨漏りの修理、調査などは工務店さん経由では受けないのですが、よくよくお話しを聞いてみると原因も分かっていて、修理の内容も立てているとのこと。その内容を現場を見ながら第三者の立場から確認してほしいとの依頼です。
事前に物件の情報を頂き、修理内容の詳細を聞きました。
通常、建てたところは雨漏り修理というのはお金をもらえないので簡単に済まそうとします。しかしこの工務店さんは外壁のサイディングを剥がし、2次防水までしっかり確認、必要があれば修理、内装も雨漏りしている箇所付近の天井、壁を解体して梁、柱の確認までするという内容でした。
本来、雨漏り診断士は雨漏りに困っているエンドユーザー様を助ける役目と考えています。その立場の人間が建てた側からお金をもらって雨漏りの確認というの は本来あってはならない姿です。このお仕事をお受けする条件として、エンドユーザー様の不利益になる事(工事の手抜きなど)があったら私からエンドユー ザー様に言います!それでもいいですか?と聞きました。通常の工務店さんはここで引き下がりますが、この工務店さんはそれでもいいです!との回答。
ここまで雨漏りに対してしっかり直したいと考えているのなら、ということで『雨漏り診断士』として現場に立ち会うことにいたしました。
 
ベンドキャップ1
現状です。上に見えるベンドキャップ取り付けシーリングの不具合から雨水が浸入とのこと。
 
散水してすぐ通気口から水が出てきました。
 
ベンドキャップ2
外したベンドキャップを見てみると捨てシーリングの充填が甘いです。
この部分から建物を貫通している塩ビ管に雨水が浸入。
 
ベンドキャップ3
これがベンドキャップが入っていた塩ビ管ですが、水平器を置いてみるとほぼ水平。この状態でベンドキャップから水が入れば室内に漏水します。
 
 
と今回の雨漏りはこのようなメカニズムで起きていたと推測されます。
 
私からの指摘事項は塩ビ管の勾配を外側を下にすることを指摘させていただきました。
あとは計画通りの修理内容で問題はありません。
残念ながら雨降りのため外壁サイディングはばらせませんでしたが、明日何とか時間を作って確認したいと思います。
 
 
 

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