【雨漏り現状確認】水分計を使った状況確認

2024年3月30日

昨日の春の嵐で多くの雨漏りのお問合せをいただいてしまい慌ただしい土曜日を送っております。
さてそんな中、雨漏りの現状確認(1次雨漏り診断)に行ってきました。
この現状確認(1次雨漏り診断)は目視や触診を行い、雨漏りの状況を把握します。そしてこの結果から雨漏り調査(2次雨漏り診断)へと移行します。

水分計で含水率を確認中

室内の漏れている部分を確認したあと、外壁を窓から調べています。外壁はALCですね。室内の状況から雨漏りに至った状況をアタマの中でシミュレーションしながら外壁を確認しています。今回は目視とともに水分計を用いて含水率を調べます。

水分計が振り切っています

上から水分計をあてていきます。すると、手すりの付け根付近の外壁に水分計の数値に変化がありました。通常は11.3%などど数値がでてきますが、上の写真は振り切っている表示です。すなわちここには水分が他の部分より明らかに多いですよと表してくれています。

こちらも同様に振り切っています

手すり付け根の下にもあててみると同様に振り切っています。

水分計の数値が低いです

手すり付け根のから少し上は数値が低いです。水分計は絶対値ではなく相対的な数値で水分の含有が多い、少ないを表しています。特に小さい数値の範囲ではなく、この状況のようにあきらかに水分が振り切っていればその部分には水分が含有している事になります。

手すりの付け根にはよく見ると水平面があり、この部分が雨を受け、取り付けビスなどから雨水が浸入したと推測されます。鉄骨ALCの建物はその構造から2次防水が存在せず、ビスやボルトを使って取り付けている部分が雨水の浸入箇所となる事例が多々あります。

水分計が大活躍した今日の雨漏り現状確認でした。

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