2023年5月16日
今日は屋上防水のお話です。現在進行中の屋上防水工事、屋上にある手すり支柱に止水処理を実施しました。
手すりに穴を開けてここからエポキシ系樹脂を注入します。
下穴としてまず小径の下穴を開けますが、その時、支柱雨水が入っていると写真のように水が入っている場合があります。この水、施工した防水層の下に入り込んでしまい、防水層を膨れさせるなどの不具合を発生させます。
注入するエポキシ樹脂は濡れているところにもしっかりと固まる性質のため注入していくと入っている水と置き換わって固まってくれます。そして今後は支柱に水が入っても穴の下にはエポキシ樹脂が詰まっていますので穴より下には水が行かない。という仕組みが完成します。
もちろん、防水層を膨れさせる原因はこれだけではありませんが、事実としてこうして水が入っている事を目の当たりすると、やはり防水施工には必要な工事だとつくづく思います。