2020年10月6日
ここのところすっかり涼しくなりましたね。あの暑くて辛かった残暑が嘘のようです。こういったいい気候が長続きしてくれると嬉しいのですが、なんと台風が発生しているようですね。週末には列島に近づくようです。去年の台風15号、19号の被害を思い出してしまいます。被害が出ないことを祈るばかりです。
そんな事を気にしつつ、今日のブログは雨漏り修理と外壁塗装の現場からです。あ、もちろん、雨漏り散水調査を実施し、雨漏り修理を完了してからの外壁塗装工事です。「外壁塗装すれば雨漏りは止まりますよ!」外壁塗装業界にはこんな言葉が独り歩きしているようですが、それはありませんね。仮に外壁塗装をして雨漏りが止まったとしてもそれは一時しのぎであって雨漏りの解決にはなっていません。散水調査を実施し、原因を突き止めて、修理する。修理の方法も外壁や屋根を解体して修理する方法からシーリングや防水など表面で抑える方法から様々ですが、原因がわかっているからその修理は有効なのであってなんでもかんでも「雨漏り=外壁塗装すれば止まります」では決して有りません。
おっと、ちょっと話が横にずれてしまいましたね。今日お伝えするのは外壁塗装をする前の段階。下地調整です。下地調整と言っても色々ありますが、今回はひび割れの補修です。モルタル+塗装仕上げやモルタル+ジョリパット仕上げなど下地にモルタルを使用している建物にとっては宿命とも言うべき外壁のひび割れです。今回は少し大きなひび割れなのでUカット処理します。
まっすぐのひび割れです。このひびの入り方は下地の合板のつなぎ目の可能性が高いのでUカット処理としました。
まわりの模様をサンダーにて平滑にしています。この作業をすることによって仕上げの模様つけしたときにまわりと馴染みやすくなります。
ホコリをブロアーなどで飛ばしてプライマーを塗布しています
シーリング施工中です。
今日はここまで。シーリングをよく乾燥させたあと、樹脂モルタルをしごきます。
ひび割れ一つでここまで作業します。(まだ途中ですが)この作業をすることによって建物が長持ちします。「塗る前より大切なこと」とタイトルにしましたが、「塗るより大切なこと」なのかもしれません。