2020年1月28日
今日はRC造の雨漏り調査を実施しました。賃貸マンションのオーナー様からのご依頼です。ご入居者様が退去したするときに発見した雨漏りとのこと。
室内の状況です。コンセントプレートやアンテナ差込口付近のフロアーカーペットが濡れています。状況からある程度年月が経過していると思われました。
築年数約30年、ルーフバルコニー、腰窓、ベンドキャップ、セットバックと雨水浸入位置となりそうな部位が集中している箇所です。こういった場合、散水調査を実施して原因を突き止めてという手順になりますが、今回は空室であるということ、内装工事を施工するということから内装を解体して漏れているきている箇所を直接目視するという「解体調査」を実施することになりました。
早速内壁のボードを壊してみると…
ありました。躯体に流れている雨水。今回の雨漏りはここから床に流れ落ちた雨水がフロアーカーペットを濡らしていました。
漏れている箇所を上に解体していくとベンドキャップの貫通部から雨水浸入していました。
外には丸型ベンドキャップが使用されていました。30年前ですとこの形が標準で取り付けられていることが多いですね。
付け加えておきますが、この内装解体はこの部分だけでなく、掃き出し窓の下のボードも解体しました。これは腰窓からの浸入の有無を確認する意味があり、複数浸入雨漏りの可能性の排除を目的とした作業です。