【失敗しない外壁塗装】ひび割れ(クラック)補修の方法

外壁塗装の工事では塗装する前にやらなければいけないことがあります。脆弱な塗膜を落としたりひび割れを補修したりという、いわゆる『下地調整』というやつですね。
今日はそのひび割れ補修の様子をアップしますね。作業途中の写真ですがひび割れをどうやって直すのか?をイメージできればと思います。

上の写真は小さなひび割れを補修しています。2液型の樹脂を小さなひび割れに注入(厳密に言うと毛細管現象で浸透させている)しています。この材料はノズルの中でA液とB液が混ざって硬化するものです。

この写真は大きなひび割れに対して行う作業です。サンダーを使用してひびを大きくし、大きくした部分にシーリングを充填します。ひびの周辺のテクスチャ(模様)を削っているのは吹付け補修するときになるべく違和感のない仕上がりにするためです。

シーリングを充填し、硬化したところでカチオン系樹脂モルタルをシゴキます。これは1回目をシゴイたところですが、これではまだ不十分(ひび部分が痩せて凹んでしまう)なので乾燥硬化後、もう1回シゴキます。

ひび割れ部分が平滑になったことを確認して既存の外壁テクスチャ(模様)にあわせた施工をします。具体的には吹付け作業や砂骨ローラーなどを使用します。

ひび割れ補修といっても大きなひび割れと小さなひび割れとでは補修の方法も違いますし、かかる手間も違います。
外壁塗装の際にはひび割れはどうやって補修するのか?その分の費用がしっかり計上されているか?を確認することが失敗しない外壁塗装の第一歩となります。

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