2017年5月15日
土曜日はしっかりとした雨が降りましたね。今日から雨漏りの現場がスタートしました。ヒヤリングでは土曜日の雨では雨漏りしなかったとのこと。明日は散水調査ですが、その点をしっかりふまえて雨漏りの原因を突き止めたいと思います。
さて、そんなしっかりとした雨が降った土曜日の夕方、お客様からTELが…そのお客様は東日本大震災の時にバルコニーのFRP防水が破断して修理をさせていただいたお客様です。
雨現在進行形+雨漏り修理をしたお客様+TEL=まさかの再発…
内心ドキドキしながら応答すると…
お客様『○○ですけど』
倉方『○○様、大変ご無沙汰しております!いかがなさいましたか?』
お客様『実はご相談なんですけど、雨樋から雨が滝のように流れてくるんです』
その時、私は雨漏りの再発ではないことを悟り、内心ホッとしました。しかし、しかしですよ、樋などの不具合により1箇所に雨が集中すると、場合によっては雨漏りの原因となります。
そして本日の夕方、お伺いさせていただきました。
案の定、樋が詰まっています。
枡には大量の落ち葉が詰まっていて堆肥化しています。これでは軒樋の水が流れるところを失ってあふれてしまいます。お客様曰く、1年ほど前から軒樋から雨があふれていたようです。
お客様の立地条件として神社さんが隣接していて屋根より高い木が多く存在しています。近隣のお宅でも同様のトラブルがあって神社さんは頻繁に枝打ちしているようなのですが、結局いたちごっこのようです。
今回は幸いにして雨漏りには結びつかなかった樋の詰まりですが、雨水が一定の場所に集中して当たる事は本来避けなければなりません。雨の当たらないところからは雨漏りしません。雨を壁などに当てない。そのための雨樋なのです。
これから梅雨に入ってきます。雨の量も多くなってくる時期です。不用意な雨漏りを防ぐためにも雨樋に注意してください。特に屋根より高い木がある場合は要注意です。