2015年8月14日
お盆休みまっただ中ですが、現場は稼働しております!
昨日、アドグリーンコートの施工をアップしましたが、今日は同じ現場で外壁のシルバー仕上げの様子をアップします。
約半年前、工法を決定するために一部テスト施工させていただき、密着を確認しておりました。
工法決定の通り壁面をペーパーで目粗ししました。
そして養生です。上の壁面はすでにローラーで仕上げているのでミストが飛ばないように養生します。
仕様のとおりメーカーの含侵シーラーを塗装しました。
そしていよいよ吹付けです。前回、塗り替えたときの業者様はカップガンを使って吹きつけてました。(過去の施工写真を見せていただきました)今回はどんな道具を使って吹きつけるか?悩みましたが、エアレスを使用して吹きつけることにしました。町中での作業、隣地との空間もそれほど無い、車も止まっている状況です。
町中で吹付けなどは無謀、暴挙といわれそうですが、エアレス+コンプレッサーを使用して新たに購入した精和産業さんのエアカーテンガンというガンで吹きつけます。これは吹きつける塗料のまわりにエアーのカーテンをかけながら対象物に吹きつけるという物。エアレスの吐出圧を低くしても綺麗に仕上がる優れものです。そして何より塗料の飛散がものすごく少ないですね。
さあ、吹きつけていきます!材料の希釈の具合や吐出圧、エアーの量などを調整して最適な状況に。このあたりは経験がモノを言う部分ですね。
そしていくら吐出圧を低くしてると言ってもエアレスなのでちょっと油断すると吹きすぎてしまいます。そうなるとダレが発生したり、ムラが出てしまい非常に見にくい仕上がりになってしまいます。ダレが出るのはどんな色でも同じですがムラの発生具合はシルバー独特という印象を持ちました。
元々、ローラー施工では綺麗に仕上げることが難しい色なのでムラの発生に関しては当然といえば当然ですね。
とまあ、そんなうんちくをならべながら作業は進んでいきました。
そして今日は2回目の吹きつけです。
午前中には吹き終えました。クラック補修の跡もほぼ目立たなくなりシルバー吹付け完了です。
それにしてもほんとにいい道具ですね。エアカーテンガン。エアレスの吐出圧を低くすると出てしまう『テール』がまったくと言っていいほどありません。ターンダブルチップの効果もあるのでしょうが、エアレス単体での使用より圧を低くしてもまったく問題がありません。
そして飛散の少なさもびっくりです。エアレスを使用して吹きつけていると吹いている人は跳ね返りの塗料でベタベタになってしまうのですが、それも全くないです。それだけ塗料の定着率が高いとうことなんでしょうね。
シルバーが綺麗に仕上がったのもうれしいですが、いい道具に巡り会えたのもまたうれしいです。