【雨漏り調査】よくある雨漏りの事例

2015年7月1日

今日は先日実施した大田区鵜の木での雨漏り調査の様子をアップします。

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この小さい腰窓の脇にクロスのシミがあります。

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室内がこんな感じで

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ベンドキャップ直下にシミがあります。

ありとあらゆる可能性を考えるのが雨漏り調査なので一番怪しいと思われるベンドキャップの他にも可能性を探るため散水調査の御見積をご提示しました。

そしてこの雨漏り、ポタポタと落ちてくるのではなく気がつくとクロスにシミが出ていたという事だったので内装も同時に解体させていただくことになりました。

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散水前に解体してみると…あけた瞬間にカビのにおいが…そして胞子がいっぱい…お客様やお子様にはすぐ避難していただきました。

さて、ここに水分が含有しているのはわかりました。これがどこから来ているのか?が問題です。

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断熱材を取ってみると水がしみこんでいるのがわかります。

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ベンドキャップ内側を外してみると、塩ビ管は外勾配になっていますが水の流れた跡がはっきりとわかります。

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カーテンレールを取り付けるために一部ベニアでしたが切り取って内側を見てみるとはっきりとわかる雨漏りの痕跡です。

この後、ベンドキャップの上を確認するも構造用合板、間柱など一切雨漏りの痕跡はありません。

お客様に再度雨漏りの様子を確認すると窓から雨が垂れてきたことは一度もないとのこと。

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このタイプのベンドキャップ、建物の立地も起因していますが、ちょうど風が当る壁面部分にあります。

また、この雨漏りしているフロアー(2階部分)にはキッチンもあり、当然換気扇もあります。

メカニズムを考えたとき、

①この壁面に吹付けるような雨

②雨が降っているので窓は閉めている

③そのときお料理していたら換気扇を回しているはず

そうです。立地やベンドキャップのカタチうんぬんもありますが、建物の内部に負圧が発生し負圧で引っ張られ、吹付ける風に押し込まれた雨漏りの可能性であることも十分考えられます。

なんて言ったって塩ビ管の外勾配は結構なものでしたから。

そしてあと問題になるのはそこからだけの雨漏りか?ということですが、

①窓には一切雨漏りは発生していない。

②ベンドキャップ上の構造用合板、間柱、断熱材など一切濡れた形跡はない。

この2点を根拠に今回の雨漏りはベンドキャップからの雨漏りと断定しました。

よくあるベンドキャップからの雨漏りですが、

『その形状が悪いから雨漏りします』

だけではなく、こういった仮説や根拠付が雨漏りには大切だと思います。