【雨漏り現状確認】木造2階建ての雨漏り

朝までよく降りましたね。昨日、2次防水、左官作業まで終了したお客様のところまで行って雨漏りの現状を確認したところ、雨漏り無し!当然、雨漏りしないように直しているので漏れてしまったら大変なのですが、実際、雨が漏れていないということを確認するとホッとしますw

そんな難しい雨漏りもまずは現状を把握しなければ修理の方法も雨漏りする原因もわかりません。

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これは先日、雨漏りのお問い合わせをいただいたお客様宅にご訪問したときに撮影した写真です。築年数18年程度、木造2階建て、新築当時からの雨漏りです。建ててもらった大工さんには何回かシーリング処理をしてもらったようですが、5~6年前から再び雨漏り。漏れている箇所は当初と同じ場所です。

至る所にシーリング処理の痕跡があります。サイディングと中間水切の間にもシーリング、サイディングの釘頭にもシーリング、目地にもシーリング、相当苦労した形跡がうかがえます。

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サッシ下をのぞいてみると、水切りしたにFRP防水のトップコートが付いています。お客様にお伺いしたところ、バルコニーのFRP防水は新築当時から何も施工させていないとのこと。ということはサッシを取り付けた後にFRP防水を施工したということになります。

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漏水している位置と掃出し窓の位置をしっかり確認してみるとサッシ両端の直下に雨漏りしていることがわかりました。そしてこの防水立上がり部分を指で押してみるとFRP防水が動きます。これはFRP防水の下地材が痛んでいる証拠です。痛んでいる=水の影響が大きいです。

このようにして雨漏りしている状況を確認して雨漏りのメカニズムを頭で想像していきます。もちろん、想像したメカニズムが雨漏りの原因である確証はありませんが、散水調査をする上で重要な情報となります。

雨漏りを止める上で重要な現状確認。このようにいろいろ思考を巡らせ雨漏りの原因に迫ります。

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