昨日、今日と大田区で雨漏り散水調査を実施しました。
木造住宅3階建て、建物の真ん中が吹き抜けになっている素敵な建物です。その吹き抜け部分、1階のFIX窓上からの漏水です。建てた建築屋さんが数回にわたり手直しをしているということですが、未だに治らない雨漏りです。
まずは現場確認をさせていただきましたが、吹き抜けに4方サッシがあります。そのサッシは建てた建築屋さんが手直しの時に打ったシーリングのようです。
角にサッシがある場合、2次防水処理が甘くなる傾向がありますので要注意です。そのほかにも貫通部が多数あるので散水調査のお見積りを作成させていただきました。
そしてお待ちいただくこと約1ヶ月、やっと調査の日がやってきました。
1階サッシから散水していきます。
ここは3階吹き抜けの一番上、プラスチック製のグレーチング?が乗っている部分です。この部分に散水して約1時間。
1階のFIX窓上に漏水が確認できました。
散水調査2日目、笠木部分に散水です。
写真ではわかりにくいですが、クロス(壁紙)の茶色くなっている部分から水がにじみ出てきました。昨日とは侵出する場所が近いですが違います。
そして掃出し窓に散水。こちらは漏水しませんでした。
こうして数多くの場所の散水を実施してやっと侵入する場所の特定ができました。長年雨漏りに悩まされてきたお客様。今回の調査で雨漏りの場所が特定できてホッとしておられました。
まずは建てた建築屋さんにこの結果を言って、どのように修理するか?をお聞きするそうです。
今回の調査で雨漏りの主原因も特定していますのでそこをケアすればいいのですが、スペース的に狭いので難しい作業になることは間違いないです。