2015年1月13日
年末、倉庫を片づけていたら細い塩ビ管とそのパーツが出てきました。そういえば1間巾の窓を一気に散水できる道具を作ろうと買い込んでいたものでした。
そして年明け、打ち合わせや現調の合間を縫って作ってみました。
ジャーン!雨漏り110番★大田店オリジナル、1間君1号です。散水する幅は約2m、ホースジョイントのコックを調整することによって水の勢いを調整できます。
このアイテムの登場によってそれまで苦労していた1間巾の窓に対して一気に散水できます。といってもこのアイテムの素晴らしさをわかる人は雨漏り調査や修理に精通した人でないと???理解できないものですが…
私が携わったさまざまな雨漏りも屋上や屋根からの雨漏りではなく、サッシや壁からの雨漏りというのが多いです。
木造住宅を例にしますとサッシ周りの2次防水不良から雨漏りに至るという事例が多いですね。外壁のひび割れであればいつも使用している散水アイテムでも対応できますが、サッシ全体を散水するとなるとやはり広範囲にしかも一気に散水できるアイテムが力を発揮します。
今回、はじめて作ってみてそして散水してみました。手さぐりで作った割には当初の目的を達成していると思いますが、強度や使い勝手など実際の現場に投入してみてわかる問題点も多々あると思います。当初、頭の中で考えていたものよりも相当シンプルになりましたが、機能性を上げると複雑になり、意外と現場では役に立たないというものもあります。シンプルさを追求し使い勝手もそこそこのアイテムに仕上げていければと思います。