【雨漏り修理】木造3階建て1階店舗 外壁を解体して雨漏りの原因がわかりました!

現在進行中の目黒区原町、電車で言うと東急目黒線の西小山駅直近商店街での雨漏り修理現場も雨で1日順延となりましたが、再び今日からスタートです。

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外壁とパラペット内側の屋根も解体します。

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パラペット内の屋根をめくると通称『トントン』と言われる薄い杉板が出てきました。よく瓦の下にある黒いビニール、あれもトントンと言いますが、これは正真正銘の『トントン』です。

で、何でトントンというのか?というと、薄い杉板を固定するときに細い釘を打ち付けます。そのときにハンマーの動作が2回トントンとたたけば固定できることからこの名前が付いたという逸話もあります。まあ、諸説あるとは思いますが、どちらにしてもこれが出てきたと言うことは相当古い建物と言うことは確かなようです。

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金属のサイディングをめくって見ると見えてきました。建物本体の外壁です。左官技法の『洗い出し』仕上げですね。そこにパラペット屋根からの板金が伸びています。それにしてもこの状態を壁内に残すって言うのは非常にリスキーです。

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右写真→板金をとって見ました。すると、このマス、完全にゴミが詰まってしまっています。左写真→マスを外してみるとゴミが詰まってオーバーフローして壁に水の流れた痕跡があります。

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これは現場確認の時の写真ですが、この梁型のようなものがシャッターを囲っているボードです。マスからあふれた雨水はこの部分に落ちてきます。

そのほか、外壁を解体してここも進入していたと言うところも複数ありました。

大屋根の雨もこのパラペット屋根(下屋と言うべきか?)で受けていてこのマスに流れています。そこへ持ってきてマスが詰まってしまっていればあふれるのは当たり前と言えば当たり前です。

今回の雨漏り、雨の漏れる量を100とするとマスからの雨漏りは90程度、そのほかの進入量は10程度と推測します。

外壁をふかして1階の店舗面積を大きくしたのはいいのですが、板金壁の下には防水紙も入っていないし、リスクの高いマスをそのままにしたりと、雨漏りに対してあまりにも無防備な作りとなっておりました。

さあ、原因はわかった!このまま再生と言うことではまた同じリスクをとることになってしまいます。目黒区原町の雨漏り修理の現場、この原因をクリアーし、なおかつ雨漏りしない作りにしないといけません。

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