適正価格とは?

ちょっと気になったのでブログにアップさせていただきます。

去年の後半、ブログでタスペーサーの事を写真入りでご指摘させていただいたのですが、


2013年12月11日
『屋根の縁切り、タスペーサーこれでいいのか?』

まあ、挿入してるところも???
だったのですが、
その金額たるやまたビックリ!
現場状況をもっと詳しくお話しすると
数年前に弊社で壁を塗り替えた物件です。(屋根はそのとき手を付けませんでした)

今回はいろいろ訳あって弊社ではなく他業者様が施工(不動産業者様経由の塗装屋です)が施工。

その代わりと言うわけではないのでしょうが、サンカラーはオーナー様ご自身がお住まいの建物の屋根葺き替え工事を施工ということになり、そのときの写真だったのですね。

前置きが長くなりましたが、
施工前にその業者さんの御見積をオーナー様に見せてもらったんですね。

相当インパクトのある金額だったので覚えているのですが、
タスペーサー ㎡=200円

これって、
タスペーサーの材料費なんですね。

ネットで調べてみるとすぐわかります。
タスペーサー一箱9,000円~9,800円程度。
500コ入りで約50㎡分とあります。
これに送料が入りますから、
一箱10,000円として計算しますと
㎡=200円となります。

これに施工費が入りますから、
どう考えてもお客様出しの御見積で
200円というのはおかしいですよね。

まともに施工したら大赤字!

当然、業者さんは赤字になるようなことはしませんから、
先のブログのような施工をします。

この記事、ブログにあげようかどうしようか?
悩んだんですが、安値受注をして手を抜く業者が横行するのはやっぱり黙ってられません。

一時期流行った『手抜き』
こんなコトする業者さんってもう衰退したのかと思ってましたが、未だにいるんですね。

というより、年始にある塗料販売店とお話ししていて『手抜き』は当たり前のようです。
3回塗りを2回しか塗装しなかったりなんて言うのは序の口。
特に屋根はお客様が間近で見られない、見えない事をいいことに2回塗りは当たり前だとか。。。。。

あ、ちなみにお隣の塗装屋さん、ご丁寧に施工報告書までご提出していました。その写真を見せていただいたのですが、約100㎡ある屋根を塗るのに、屋根用フィーラー1缶、屋根用シリコン1缶しか写真にありません。まあ、これだけの材料ではフィーラー1回塗り、屋根用シリコン1回塗りがいっぱいの使用量ですね。
それに、施工している日にちも合計2日間。作業員さんは2人、足場もない6寸勾配での作業でした。
でもって、施工報告書には 看板まで付けて 
1回目塗装。
2回目塗装。
ってぐあいで載っていましたね。

施工前、そこの社長さんと名刺交換しましたが、

『創業50年 外装工事実績3,000棟以上
あなた様の住宅の健康を判断し、安心して…   』

と、名刺には書いてありました。

 

住宅を長持ちさせる事が私たちの仕事。
ペンキを塗ることは手段であり目的ではありません。
お客様の幸せのため、考え、行動、施工する。

悲しい現実を自ら見て、またそのような話を聞くと心が痛みます。

工事には原価があってそこに企業として活動するための最低限の利益が乗っかり、
適正価格となります。

それを下回った金額は手抜きをしないと帳尻が合いません。

私たちサンカラーはこれからも適正価格でご提案していきます。(当たり前ですが…)

無料お見積り等は、お気軽にご相談ください。

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