台風18号が近づいていますね。
早朝から激しい雨の音で起こされました。
今も断続的に激しい雨が続いておりますが、
大雨が降ると通常では考えられないような雨量を計測します。
そんなとき、必ず発生する雨漏りとして
ベランダやバルコニーの排水口が詰まってしまい、プールになって雨漏り発生してしまう事例です。
いわゆる
『オーバーフロー系雨漏り』
ですね。
★滅多に使用しないベランダ、バルコニー
★逆にお洗濯ものをよく干すベランダ、バルコニー、
★大きい木(建物より高い木)がある近く場合
★ものが沢山おいてあるベランダ、バルコニー
など知らないうちにゴミが排水口にたまり、大雨の時に水が流れず、プールになってしまう。
バルコニーやベランダなどは出入り口に掃きだしサッシやドアなどが付いていますね。
たまった雨水は最悪の場合、その開口部分から室内に侵入します。
また、そこまで水位が上がらなくてもサッシと壁の取り合い部分などから室内に侵入してくる場合もあります。
排水口の他に写真のように
オーバーフロー管
が付いたバルコニーやベランダならまだ安心ですが、あまりにも雨量が多いとオーバーフロー管の排出する水の量が間に合わず、雨漏りになってしまう場合もあります。
また、実際にあった雨漏りですが、
コンビニ袋が飛んできて排水口をふさいでしまい、バルコニーがプールになって雨漏り発生。
という事例もありました。
今一度、ご自宅のベランダ、バルコニーの排水口周りを確認してください。
オーバーフロー系の雨漏りは大量に漏れる危険があります。
木造、鉄骨、鉄筋コンクリート問わず、すべての住宅は、基本、潜水艦ではありませんので、
『水をためない』
事を心がけてください。
万が一、雨漏りが発生した場合はあわてず、
①照明器具、コンセントなどが雨漏り発生場所近くにある場合は使用を控える。できればブレーカーを落としておく。→漏電対策
②雨漏りがはじまった時間、量、
③雨漏り発生場所の上にバルコニーやベランダがある場合はプールになっていないか、なっている場合はその原因(ゴミなど)を取り除いて状況の変化を経過観察する。
④雨漏り発生場所から上の窓が開いていないか確認する。
⑤降り始めからどの程度(時間)で雨漏りが発生したか?
また、雨がやんだらどの程度の時間で止まったか?などの状況を記録。
オーバーフロー系の雨漏りであればご自身で対処は可能です。(つまりをとるなど)
それ以外の雨漏りの場合、雨漏り発生の状況がその後の雨漏り調査、修理に大きく役立ちます。
雨漏りは建物にとってもお客様にとっても大きなストレスとなります。
そんなときほど、あわてず、冷静な行動をお願いいたします。