寒くなってくると塗装間隔(オープンタイム)が長くなります

ブログ2012
10月31日

今日は日中の気温が20℃まで行かなかったそうな…

晩秋という表現がしっくり来る季節となってきましたね。

塗装工事で言えば
夏場は1日2回塗装できたものが

この時期から1日1回しか塗れなくなってしまいます。

塗料には
オープンタイム
というものがあって

1回目を塗装してから
次の工程にはいるまでの間隔をオープンタイムといいます。

それは
塗料によって様々なんです。

中には
2時間という塗料もあれば
12時間という塗料もあります。

そのオープンタイムに
大きく影響してくるのが
気温です。

カタログでは
『23℃で○○時間』

なんて表現をしています。

当然、
23℃より温度が高いと
時間は短く、
23℃より温度が低いと
時間は長くなります。

指触乾燥では
乾いているように思えても
塗膜の中はまだまだ乾いていないというのはざらにあります。

と、
温度が下がって効率が落ちる事ばかりになってしまいましたが、

冬場に向けて塗装にいい条件もあります。

それは

湿度

です。

このブログでも何回か言っていますが、

塗料にとって湿度は
塗膜形成や仕上がり、耐久性に大きく関係します。

一般的には
多湿よりは乾燥を良しとします。

では
夏場の高温多湿はNGなのか?
という事になりますが、

各塗料メーカーさんのカタログを見ると

『気温5℃以下、湿度80%以上の条件では施工を中止してください』

と言う趣旨が書かれています。

言い換えれば、
気温6℃以上、湿度79%以下であれば塗装はOKということになります。(まあ、現実にはそのラインでも場所場所によって変化しますので塗装はしませんが…)

なので
夏場の塗装でも全く問題はありません。

ああ、でもね
こうも書かれています。

『強風、降雨、降雪が予想される場合は中止してください』

まあ、この点は
言うまでもなく、当たり前の事ですが…

今日は塗料のうんちくを少しお話ししてみました。

倉方康幸

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