難燃防火処理について

8月30日
月曜日、今日とまたまた名古屋出張に行っていた倉方です。
そうなんです。
また名古屋へ行ってきました。
名古屋は三好にある大きな工場の最上階に茶室を造っています。
その外に面する部分やスプリンクラーを設置しなければいけない部分に
難燃防火処理を施工しするというお仕事。
既に3回目。
今回は天井の板、裏側に発泡性の難燃材を塗布するという内容。
1㎡あたり350gを塗布しなければなりません。
この難燃防火処理は
 『決められた面積に決められた量を塗布する』
という塗装屋さんであれば誰でも出来るであろう内容なのです。
言葉で言うと簡単なのですが、
実際、それを実践するとなると大変です。
まず、しっかりとした面積を出さなければなりません。
平面だけではありません。下地材の根太などもしっかり計算します。
また、それぞれの木に対して含水率を調べ、薬剤の希釈や浸透材などの添加剤を決めていきます。
そして実際の施工では
『塗る』
というより
『押し込む』
という表現がピッタリの作業です。
何回塗ったか?
が評価されるものではなく、
何グラム塗布したか?
が問われます。
実際の施工では同じ木材をサンプルとして同じ薬剤で同じ日に塗布します。
それを燃焼実験して本当に難燃の性能が出ているのかを検証します。
薬剤をしっかり入れているものとそうでないものでは燃焼試験をすると明らかに差が出ます。
この差が火事から逃げる時間を作り、命が守られるのです。
見た目の仕上がりはブランク(何も処理していない)とほとんど見分けがつきません。
見分けがつかないからといって、塗布量をごまかしたりすることは出来ません。
この作業がいざとなったときに人命を守る砦となるのです。
この難燃防火処理に携わる人のもっとも基本的な部分であり、一番大事なところです。
『性能を出すためにはしっかりとした規定量を守る』
難燃防火処理だけでなく、普段の塗装工事でも当たり前のように実践しています。

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