難燃防火処理:函館大船遺跡竪穴式住居NO4

4日目の作業は昨日、内部の難燃剤の塗布が終了しているので定着剤を吹き付けにて塗布する作業です。

大船遺跡11

今日は青森から応援に来てもらっている大瀬塗装のホープ、小田桐さんとペアで作業を進めます。

外部の茅は私一人で吹き付けましたが、内部の吹き付けは小田桐さんがメインで吹いてもらいました。

まずは吹く順番を打合せ。

 

大船遺跡12

塗布ムラや抜けがないかチェックしながらの作業です。

 

大船遺跡13

やっぱり見ているだけというのは苦手ですね。ちょっと仕立て直しを吹き付けました。

 

こうして4日目の作業は無事に終了!

昨日と同じように暖房はすぐには切れないのでいったんホテルに戻り、夕飯前にもう一度現場に来て温度、湿度、乾燥状況を確認して暖房を切りました。

ここまで来るとホッとします。

たぶん日本、いや世界で茅葺き屋根に難燃防火処理をしたのは一般社団法人全国住宅火災防止協会がはじめてのことと思います。失敗は許されない状況で自分の技術を発揮できたことにうれしさと安堵感をしみじみと感じました。

ここまで来るのに入間市にある全国住宅火災防止協会本部に出向いていくつもいくつも何回も何回もテスト施工をしたり、四国の研究所での燃焼実験に立ち会ったりと長い長い道のりでした。

まだ最終日の検査が残っていますが、施工部隊の倉方の役目はひとまず終了しました。

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