こんばんは!
今日は内装の壁や天井の塗装についてお話ししたいと思います。
最近読んだ業界紙に『内装塗装』についての特集が組まれていました。
そういえば塗装業界、リフォーム業界で内装の壁や天井を塗装仕上げにしよう!という動きが活発になっています。
もちろん、お客様のニーズが高まってきたということなのでしょう。
ビニールクロス全盛の昨今、珪藻土や漆喰などもクローズアップされています。また塗料メーカーも調湿効果のある塗料や手垢、汚れなどにも強い塗料も次々と登場しています。
私たち塗装業を営む者としては喜ばしいかぎりです。
私は昔から内装の仕上げは塗装が一番高級と思っていました。
年に数件ですが住宅で内装を塗装仕上げにしたいというお客様がいらっしゃいます。
昨年も一件、天井壁を塗装仕上げにしたいというお客様がいらっしゃいました。
そんな時は思わず「うん、うん、センスのいいお客様だ」と一人ニヤニヤしてしまいますが…
ちょっと話がそれましたが、
新築の戸建て、マンションなど工事に入ると窓枠ドア枠の塗装、カウンターの染色クリアー塗装、外部では軒天井、破風板や鼻隠しの塗装と主役に躍り出る事はなかなかなかったです。今はその窓枠やドア枠も既製品に取って代わっています。
メインはクロス屋さん、枠やカウンター塗装も丁寧に丁寧に仕上げますが壁や天井が仕上がる前ではお客様の反応も今ひとつでした。
店舗内装では当たり前のように使われている塗装仕上げですがこれからもっともっと一般のお客様にもその良さをご理解していただきたいです。
それには内装塗装のノウハウが大変重要になってきます。
せっかくフラットでマットな空間を演出するのに下地処理(パテ処理)の技術がいまいちだったり養生の技術(テープを貼る、剥がすにもテクニックがあります)がいまいちではお客様をがっかりさせてしまいます。
塗料を塗るという技術も丁寧に繊細に作業しなければなりません。せっかく平らな下地を作っても刷毛さばきやローラーの転がし方が悪いと台無しです。
そんなことが無いように一人一人の職人さんが技術の向上をしていかなければいけません。
また、仕上がりを塗装屋さんの技量だけに頼るのではなく壁や天井の下地ボードをどう施工するかも大切な要素になってきます。
ボードの仕上がり、貼り方を見ればどんな仕上がりになるのか、ひび割れは発生しないかなどは容易に想像がつきます。
それぐらい大事な要素です。
逆をとればそれだけ塗装仕上げというのは繊細な仕上げということです。(外壁塗装でも同じ事が言えますが)
つらつらと長い文章になってしまいましたが、内装塗装の良さをもっともっとアピールしたいと思います。
来月は新宿のホテルで内装の天井塗装をします。
その模様もご報告いたしますね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。倉方