蒲田の現場

蒲田の現場1 蒲田の現場レポート 漏水編

今日は1日で施工完了した現場をレポートします。

上の写真は上階からの漏水で天井材が剥がれてしまっている写真です。

しかも、シミも出てきています。

蒲田の現場2

 天井材を手作業にて除去したあと、壁などが汚れないように養生注①をしたところです。

蒲田の現場3

ちょっと写真が変ですが、白くなっているところと、濡れ色になっているところとあります。天井自体がコンクリートなのでシーラー注②を塗装している最中です。この工程を省くと、半年、ないしは数年で仕上げた天井材が剥がれてきます。このあと、シーラーが乾くまで待ちます。

かまたのげんば4

シーラーが乾燥しました。そして天井の不陸注③パテ注④を用いて平らにします。この作業で仕上がりに大きく影響します。

蒲田の現場5

そして、パテも乾燥したあと、中塗りをしているところです。これは最初の写真でも写っていたシミを止める作用のある塗料を使用しています。

蒲田の現場7

いよいよ上塗りとなる吹き付け材の登場です。この材料はよく、マンションのベランダ天井、共用廊下の天井などに使われている通称 リシン注⑤ と言われている材料です。缶の中に骨材と言われている砂状の物を混ぜて リシンガン注⑥ と言われる専用の吹き付け機材を使用して吹き付けます。

蒲田の現場6

吹き付け直後の写真です。砂状の模様があるのが確認できます。この砂状の模様が天井全体にムラなく吹き付けるのがミソです。

蒲田の現場8

壁の養生を取ってやっと完成しました!

感想

今日の現場はマンションの上階だったのでコンプレッサーを運び込むのが大変でした。また、エンジン駆動式のコンプレッサーだったので音の心配もありました。

施工条件としては壁のクロスも張り替えるとのことだったので塗料の飛散という観点からは楽でしたが、冬場と言うこともあり、塗装→乾燥時間→塗装→乾燥時間→塗装→乾燥時間で苦労しました。

お客様も「こんなに工程がかかるんだ~」と驚いていました。よく、室内だからシーラー要らないんだなんて言う塗装屋サンもいますが、この乾くと透明になってしまう、なんだか水みたいな物が実は一番大事なんです。頼りなく見えても実はすごい実力の持ち主!私自身もこうありたいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

倉方



用語解説

注① 養生=塗料が付いてはいけない部分にビニール、ガムテープ、和紙テープなどを使って覆う作業

注② シーラー=下地今回はコンクリートのアルカリ性を中性にする役目、コンクリートに染みこませて強化する役目、次に塗装する塗料と密着をよくする役目などがあげられます

注③ 不陸=塗装する面が平らでない現象

注④ パテ=不陸を平らにするために用いるペースト状の物

注⑤ リシン=水性塗料をベースに骨材と言われる砂状の物を混ぜ合わせて使用します。仕上がりはつや消しで落ち着いた感じを表現出来ます。 規格 JIS A 6909 F☆☆☆☆

注⑥ リシンガン=リシンを吹き付けするための専用工具。圧縮空気を用いて壁、天井などに吹き付けます。 

 

無料お見積り等は、お気軽にご相談ください。

かんたんフォーム入力

お電話(フリーダイヤル)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
お問い合わせ(通話料無料)