ただいま修行中 · ブログ2012
3月5日
ここのところの天候不順で軒並み現場の段取りが変わって対応に四苦八苦しています。
とぼやいていても仕方がないので
今日は内装現場に入りました。
木でできた棚板を汚れ止めの目的で
ノンロットを塗装。
玄関上がり框水性クリアー塗装
そして玄関の上がり框を染色。
水性のサンディングをいれて
水性のクリアーを塗装しました。
本来であれば強溶剤型のウレタンクリアーを塗装したいところなのですが、
高齢のご夫婦。臭いには少し弱いとお聞きしたので水性クリアーをチョイスしました。
宏輔君が真剣な表情で仕上げのクリアーを塗装しています。
『玄関の上がり框はそのお家の顔!』
と宏輔君を脅かしておいたので滅多に見ないほどの真剣な表情です。
染色クリアーというと
私がはじめて1人で入った現場を思い出します。
親方もいない、先輩職人もいない現場で既存の枠にあわせて染色(その頃は油性ステイン)の色をあわせて白木に塗るとき…
失敗したら後戻り(染色をした木は元には戻りません)
はできないのが染色なので
そりゃ~緊張しました(^_^;)
今でも玄関の上がり框などはやはり緊張します。
その緊張感の中、思った色に仕上がった時のうれしさはこれまたひとしおです!
な~んて、
昔話まで出てしまいましたが、
この緊張感をもってお仕事をする。
これが技術の向上や気付きにつながります。
倉方康幸