2015年6月26日
今日は現場のことから少し離れて塗装の不具合についてアップしたいと思います。
今年の春先に施工させていただいた案件なのですが正面のオレンジ部分、お引き渡しの際にすこしホコリが付いていたので雑巾で拭いたところオレンジが雑巾につきました。
これは『濃彩色の色落ち』という現象です。
塗膜が十分に硬化する前に表面をこすると塗料の色や種類によって、表面に浮いた顔料が付着する現象です。
①塗料に含まれる顔料には(青、黄、赤、緑、黒、白など)それぞれ比重があってその比重が軽い顔料が硬化する時に表面に浮きやすいです。
軽い方から 青、赤、黒、グリーン、白、黄土色、錆色、黄色となっております。
②鮮やかな色ほどそういった原色系の顔料を多く含んでいるので塗膜の硬化前にこすると色がついてしまいます。
③塗膜が軟らかい塗装直後が発生しやすいです。
④ツヤ有りよりもツヤ消しの方が発生しやすいです。
⑤特にブルー系は顕著
今回使用した塗料は1液ウレタンタイプの塗料です。一般に1液タイプは塗膜の硬化に時間がかかります。(指触乾燥は比較的早いです)
そして艶調整をしている塗料でした。
まさに色落ちする条件がそろった塗料といえます。
ではどうするか?ですが、
時間が経てば色落ちの現象は軽減されます。1液タイプであれば1週間から10日前後で完全硬化します。また、どうしても色落ちが顕著な場合は2液タイプの塗料で再塗装するということになります。
塗料は色や使用する材料によってこういった不具合が発生することもあります。