8月15日
今日は終戦記念日。
65年前、日本は敗戦した。
毎年、この時期になると太平洋戦争を題材としたドラマやドキュメントが放送される。
その事自体、戦争の悲惨さを後世に伝えるために必要な事だと思う。
雨漏り修理にお伺いしたお客様で、あの戦争当時、中国まで渡り、現場の日本兵に国民歌謡などを歌う慰安事業(正式な名称は不明です)に携わった方に当時のお話をお聞きした事がありました。
何もない荒野で準備をしていると、塹壕からぞろぞろと日本兵が現れてきてそこで国民歌謡を歌う。別れ際に『またあいましょう!』と言ってその場所を後に。
そしてまた何も無い荒野をトラックで移動。無限とも言えるほどの水平線。そこをトラックの荷台の乗って次の部隊まで。
生きて帰ってくる保証も無い人たちに『またあいましょう!』というのが非常に辛かったとおっしゃってました。
あの時代、青春時代を過ごしたお客様。
空襲も経験、敗戦も経験、何も無い時代も経験。
一つ一つのお話に重みを感じました。
あのお客様は今日をどう感じているのでしょう。
戦後、東京オリンピックのすぐ後に生まれた私にはそのお客様の気持ちを推し量る事は出来ません。
私に出来る事はただ一つ、『平和』を願うだけです。
倉方