みなさま、ご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。
さて、今回はちょっと趣向を変えて、今週出張に行ってきた事をご報告します。といっても場所は所沢、現場ではなく、研修でした。
いったい塗装屋さんの研修ってなに?って思われている方、ちょっと面白いものをご紹介します。
木、木部って建築で必ず使われる部材ですよね。でも、すごく火に弱いんです。特に建築物に使われる 木 って乾燥している物を使用するので燃えやすいです。
その「燃えやすい木」を燃えにくくする処理を「難燃防火処理」といいます。去年九州に出張したことがあったのですが、この「難燃防火処理」をある神社に施工してきました。と言っても簡単にすぐ、誰にでも出来るものではなく、全国住宅火災防止協会と言う団体が防火処理に必要な薬品の開発や人材育成をまさに全国規模で行っています。
今は、重要文化財や神社が多いですが、一般住宅の木材にも普及して欲しいと思っています。
今回はその研修に行ってきました。2日間缶詰で机上講習、夜はレポートと学生の頃、机を見ると眠くなってしまっていた私にとってはまさに、過酷な2日間でした。
発足した当時は消防関係に見向きもされなかったのが、徐々に知名度とせ口実績、各地で行っている燃焼実験と地道な啓蒙活動によって、最近では、防炎協会さんにも認められるようになってきました。役員のみなさんは10年以上手弁当でこの活動をされていて、頭が下がる思いです。
一人でも火災で亡くなる人を救いたい、その志に私も共感しました。