GW後半突入ですね~
しかし私たちサンカラーはしっかりお仕事です。
で、今日は屋根からの雨漏り事例をアップしますね。
ケラバと棟の取り合い
ロフトのケラバと大棟の取り合いからの雨漏りです。
ロフトの野路板がケラバ板金より出ています。
野路板も相当傷んでいますね。
そして塗りたくっているシーリング
棟板金にシーリング
棟板金にシーリングしています。
ケラバ板金も少し短いですね。
取り合い部分を解体中 シーリングしていたので棟の水が抜けず、下地を痛めてしまいました。 カラーベストを剥がしてみると野路板が雨水でブカブカになっています。 ケラバ部分の野路板をとってみると侵入の跡がばっちり
ケラバ板金、棟板金、貫を解体したところです。
貫の下、ちょうど棟板金をシーリグしていたあたりは湿っていました。
傷んでいる野路板は交換するのでカラーベストを剥がしています。
思った以上に野路板が雨水で傷んでしまっていました。
ケラバの野路板を解体したところ、
ちょうどケラバ板金はみ出していた野路板付近から雨水の浸入跡がありました。
復旧
傷んでいた野路板を張り替え、取り合いをブチルテープやシーリングで細工し、棟、ケラバ板金を納めて復旧しています。
被っています
ケラバ板金で野路板しっかり被っています。
最後に外壁と野路板の取り合いをしっかりシーリングすれば
野路板が濡れるような横なぐりの雨でも大丈夫です。
今回の雨漏りは
①ケラバ板金下がり部分より野路板が出ている事による雨漏り
②棟板金のシーリングによって雨水の逃げ道を塞いでしまった事による雨漏り
の原因と思われます。
もっとも、
①の原因は元々かぶりが浅かったところ、雨水等で痛み、厚みが増して余計に出てしまったということも言えます。
どちらにしてもかぶりの甘い部分は長年の雨水等で傷み、雨漏りの原因となる可能性があります。
野路キャップという野路板を板金で包んでしまう工法もありますが、万が一雨が侵入して傷んでもわからないという欠点もあります。
②に関しては
逃げるところを塞いでしまうというよくありがちなパターンですね。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。