2022年5月13日
先日屋根の塗装で遮熱フッ素の施工をブログにアップしましたが、今日は同じ現場で壁の塗装についてです。
こちらの外壁は左官仕上げで有名なゲーテハウスさんの「ユニプラム」を使用しています。お客様自身、意匠性は大変気に入っているのですが局所的に汚れが目立ってしまうのがお悩みでした。今回はその「ユニプラム」を塗装できれいにするというご提案です。とは言えこの仕上材、塗料を吸い込むのは一目瞭然。通常のRSサーフでは表面に皮を作るだけで密着が不安です。
ということで今回はシーラーでこの「ユニプラム」の吸い込みを完全に止めてから仕上材を塗っていくという方法で対応いたします。
高圧洗浄後、よ~く乾燥させてから塗装に入ります。吸い込む下地と言うのは当然のごとく水も吸い込みます。その状態で塗装はNGです。最初の1回目はダイナミックシーラーマイルドを塗装します。弱溶剤の2液型エポキシシーラーです。浸透力の強いシーラーを塗装してより深いところから固めていきます。
ダイナミックシーラーマイルド塗装中です。この濡れ色具合、いかに吸い込む素材かおわかりいただけると思います。当然この1回では吸い込みが止まるわけではなく、これもよ~く乾燥させてから次のシーラーを塗装します。
次に塗装するのはダイナミックシーラーアクアです。こちらは水性2液型エポキシシーラーとなります。こちらを2回塗装して下地を作っていきます。まさにダイナミックシーラー祭りです。
大変な作業、労力ですが、しっかりとした塗装、剥がれない塗装のためには必要な工程です。仕上がりが楽しみです。