【防水工事】壁のタイル面にも防水できます

今日はタイル面から雨漏りしているときに使用する透明の防水材、セブンケミカルのセブンSの施工をアップします。このセブンSはタイルの意匠性(色や模様)などを生かしつつ透明の塗膜を形成し、タイル表面殻の雨水浸入を防ぐ事ができます。

この現場のタイルは深目地(目地がタイルより凹んでいる仕上げ)仕上げでした。このままではセブンSの施工ができませんので目地を埋めていきます。

目地詰め作業後、酸性の薬品でタイルを洗います。時期にもよりますが、目地詰めから酸洗いまでのオープンタイム(乾燥養生)が3日。酸洗いしてからまた2日間程度乾燥させてからはじめてセブンSの施工ができます。上の写真はセブンSネオシーラーを塗装しています。目地の濡れ色を均一にするためにシーラーを2回塗装しました。

そして防水を担うセブンS主剤を塗装していきます。通常のウールローラーでは規定量を塗装できませんので今回はグリーンの砂骨ローラーを使用しました。通常の砂骨ローラーより目が細かいタイプです。

そして翌日、同じ作業を繰り返します。セブンS主剤を砂骨ローラー2回塗装することにより肉厚の塗膜を形成することができます。

翌日、トップコートを塗装します。このトップコートは1日で2回塗装しなければいけません。

1回目塗装して規定のオープンタイムをおいてからトップコート回目を塗装しました。

タイル透明防水材、セブンSの完成です。

塗膜の厚みが非常に重要です。また、塗布量もさることながらオープンタイムもしっかりと守らないといけません。
このセブンSは基本透明の塗材なので塗り忘れ(シーラーやトップコート)に十分気をつけなければいけません。この部分は大きな面積になればなるほど発生しやすいので施工の区割りなどを考え手作業しなくてはいけません。

タイル壁面から浸入する雨水をシャットアウトするセブンS、力強い味方です。

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