2015年10月30日
昨日足場を架けさせていただいた久が原のお客様、切り妻の破風板部分に雨染みがあります。よく見ると破風板を流れる雨水が軒天井に受けてしまう造りになっています。
また軒天井も雨が流れると受けてしまう造りになっています。これが屋根の四隅とも同じ造りになっています。この部分に雨が入ってしまうと言うことは最悪の場合、柱に水がまわってしまうと言うこと。そしてシロアリが柱を食べたら。。。
考えただけでもゾッとします。
ということでこれを修理しないとシーリングも塗装もで来ませんよね。
反対側ですが、軒天井のケイカルを剥がしました。幸い下地木材はまだ生きています。シロアリの被害もありません。
水平部分を先に施工し立上がりを後施工。当然水が切れるように汚垂れを付けて
下地木材と破風板の間に板金平板を差し込んで修理完成です。
これにしっかりとシーリング処理をすれば軒天井に水がまわることはありません。
こういった部分も傷んでいるからただ貼り直せばいいという物ではありません。なぜ傷んでしまったか?を考え、再発しないようにしなければなりません。一番最初の写真で取り合い部分をただシーリングするだけでは問題の解決にはなりません。
今回の案件は雨漏り修理ではなく外壁塗装でご用命を頂きましたが、塗り替える前より雨に強い建物にしなければなりません。それが雨漏りもわかる外壁塗装屋さんの使命だと思います。