2015年4月6日
今日は築30年超の新生屋根材、俗に言う、コロニアル、カラーベスト塗装の様子をアップします。
現場は埼玉県所沢市、通常ここまで遠方での施工はアフターケアーができないのでお断りするのですが、
- 雨漏りがない
- 不具合もない
- 屋根だけ施工
- 何よりお客様たってのお願い
というなので施工させていただきました。
足場が架かってあがってみると…案の定、すごい状態です。周りは畑だらけでコケなのか土なのか見分けが付かない状態です。一通り屋根を歩いて確認しましたが、野地板は痛んでいない様子。まずは一安心です。
そして高圧洗浄。泥水が大量発生しています。
洗って乾燥した屋根です。まったくと言っていいほど表面の塗装はありません。
2液ポリウレタン系浸透シーラー1回目。塗ったそばからまた元の色に戻ってしまいます。。。これは想像していた以上に手強いかも。
シーラー2回目。1回目よりはまだいいかな。。。
これはシーラー4回目。やっと濡れ色で落ち着いてきました。
縁切り部材のタスペーサーをWで挿入。
2液の弱溶剤シリコン塗料をやっと塗ることができました。
仕上げ塗りを施工中です。
完成しました。
錆止めは2液エポキシ系錆止め、屋根材の希釈にはメーカー指定の専用シンナーを使用しました。
それにしてもシーラー6缶、強烈ですね。約150㎡の屋根なので4回塗ればペロッと無くなってしまいます。浸透力では定評のあるシーラー、いままでこれを使用してハガレなどのクレームは無いので100%信用している材料ですが、それにしても吸い込みましたね。昨今、屋根のサーフェーサーなる物がはやっているようですが、(1回塗りで基材への吸い込みが止まるとか)吸い込みの激しい基材にはやはり浸透力の強いシーラーで固めてから塗装するのがセオリーです。
特に屋根は壁と違って紫外線や雨の影響が大きいです。下地をしっかり作ってあげることが何より大事だと思います。