台風18号が近づいていますね。今年最大級と言われる台風18号、このままのコースですと関東地方直撃みたいです。
関東地方の雨のピークは10月6日午後がピークのようですね。外装工事を施工している私たちにとっては『台風養生』といって足場のメッシュシートを畳まなければいけない!という仕事があります。畳むだけならまだしも台風が去ったあと、今度はまたそのシートを広げるという作業があり、実質的に約半日はその時間に費やされます。
それでも台風通過時、何もなければそれでよし!何かあってからでは遅いので出来ることをして台風に備えます。
台風に限らずお客様にも注意していただきたい部分があります。
屋上、バルコニー、ベランダの排水口にゴミや泥が詰まっていないですか?
木造住宅でも鉄筋コンクリート造でも鉄骨造でもまったく同じですね。排水口が詰まっていると降った雨水は排水させずに溜まっていきます。建物は潜水艦ではないのである一定の水位以上に水が溜まると室内に侵入してしまいます。
こんな状態にはなってないですか?この雨漏り、一旦室内にはいるとありえないほど大量の雨水が浸入してしまいます。
トイに詰まりはないですか?
このような状態ですと流れてきた雨がトイからあふれ、壁に流れる雨水の量が大量になります。しかも、流れる部分は集中して流れるので外壁を必要以上に濡らすこととなり、最終的には雨漏りの原因となりうる事もあります。
これはトイの『マス』の部分に落ち葉が詰まっている状態です。この場合、壁から飛び出している四角い銀色部分、バルコニーのドレンなのですが、マスに水が溜まるとドレンと外壁との取り合い部分から雨が進入してしまう場合があります。
こちらはバルコニー排水口を上から見た状態ではゴミが詰まっている事がわかりにくいですが、ポーチマスと言われる部分に泥が詰まってしまい、結果バルコニー下の天井を通って室内に雨漏りする事例です。
この雨漏りも激しい雨の時は大量の雨が室内に侵入してしまうと言う特徴があります。
そのほか、台風の時にはコンビニ袋など強風で飛来する可能性もあります。過去にですが、コンビニ袋が排水口を塞いで大量の雨漏りになってしまった。と言う事例もあります。
注意してもしきれない部分もあるとは思いますが、今一度、ご自宅のバルコニーやトイを確認してください。しかし、くれぐれも安全の範囲内でと言う前提です。雨の降っているときにハシゴをかけて屋根に上る、トイを確認するなどというのは大変危険です。
被害がでないことを祈るばかりです。