今日も気持ちよく晴れました!
今日のブログはウレタン防水の劣化とトップコートについて事例があったのでご紹介します。
ウレタン防水を施工している屋上です。所々色が違いますよね。
アップにすると青っぽいグレー色と白っぽいグレー色のまだら模様です。
このグレー部分は防水工事で言うトップコートというものです。
そして白っぽいグレー部分はそのトップコートがなくなってしまい、ウレタン防水層が露出してしまっている部分です。
通常のウレタン防水の工事では主材と言われるウレタン層を1㎡あたり約2.5kg以上塗布します。このウレタン防水層によって雨水がその下に行くことを防いでくれます。
しかし、このウレタン層、紫外線などに弱いのです。
従って、ウレタン防水の工事には必ず『トップコート』と言うものを塗装します。このトップコートがウレタン層を守ってくれます。
通常のウレタン防水ではトップコートにウレタン系トップコートを使用する場合が多いようです。ウレタン系トップコートの場合は5年に1回の塗り替えをメーカーは推奨しています。
メーカーが発行する保証書です。
このなかの(責任範囲)と言う項目の④保護仕上材は5年毎に有償にて塗り替えてください。とあります。
保証が10年でも5年に1回保護仕上材(トップコート)を塗り替えなければ保証は継続しませんよ。(ウレタン系トップコートの場合)
といっています。
ところが、それをきっちりと施工している防水はあまり見ることはありません。
このトップコートが劣化した状態が進行するとどうなるか?
防水をになっているウレタン層が紫外線によって分解され、防水層の役目を果たさなくなります。そしてまた、高価なウレタン防水を再施工するということになります。
今は10年持つと言われているフッ素系のトップコートもあります。
今の防水工事が何年前に施工されたか?ご確認いただければ幸いです。