ブログ2013
1月19日
昨日のような風もなく、穏やかに晴れましたね♪
午後からは北側の屋根に残った雪が一気に落ちる
『ザーザー、ドスン!』
という音を何回も聞きました。
と、そんな中、
屋根葺き替え工事の現場では
大屋根では棟の取り付けが残っていたので
本日施工しました。
ヌキに座彫り
棟板金の下にある
ヌキを固定しています。(防腐処理しているヌキです)
よく見ると鑿(ノミ)を持って座彫りしています。
この座彫りした部分にステンレスビスを打ちます。
座彫りをしないでビスを打つこともできますが、
なぜでしょう?
ヌキを取り付けてから棟板金を取り付けます。
ビスの頭が出ていたら棟板金と接触します。
その接触した部分が
『電食』という作用がおこり
腐食してしまう可能性があります。
『電食』とは、
異なる金属同士の接触面において発生する腐食のことです。
ステンレスビスとガルバリウム鋼板の棟
まさに 異種金属です。
屋根の葺き替えなどは
10年、20年、30年単位の工事です。
見えなくなってしまう部分に
沢山のノウハウが詰まっています。