ブログ2012
10月29日
日曜日の午後から降り始めた雨も明け方にはすっかり止みましたね!
止んだからと言ってすぐ塗れないのがこの業界の辛いところ(>_<)
久が原の外壁塗装の現場では
今日から屋根の塗装を考えておりました。
痛んでいるコロニアル(窯業系屋根材)は吸水率が高く、なおかつ重なり部分の雨(水分)が抜けない状況では塗装工事は不可能です。
一面だけ残っている防水塗装をする壁面もやっぱり不可。
朝の多湿な環境では壁面と塗料の間に水分がサンドイッチさせてしまいます。
では
コロニアルも壁もこの状態で塗装したらどうなるか?
塗った塗膜が
剥がれる。
膨れる。
硬化不良。
ツヤぼけ。
本来の塗膜の性能が出ない。
などいいことは一つもありません。
なので
今日の予定は急遽鉄部やトヨ、雨戸のケレンや下塗りといった付帯工事をメインに作業を進めました。
雨戸のケレン作業
軒トヨの目荒らし作業
そんなビビリーな私に取引している問屋さんからTELがありました。
『倉方さんの使っている材料で乾きが悪いとかってありませんか?』
との問い。
そんな事はないよと答えて、どんな状況で塗装したの?と聞くと
『昨日の午前中と今日は朝から塗装して昨日塗った壁がまだ乾かないっていうことなんです。』
そりゃ~
昨日塗った壁は間違いなく乾かないでしょう~
だって午後からずっと雨だったんだもん。
それに今朝だってあれだけ道路や壁が濡れているのに塗装しちゃまずいでしょ!
と答えると、
『やっぱりそうですよね~』
との答え。
水性シリコンに限らず、
降雨は塗装にとって大敵です。
焦る気持ちも分かりますが、
それでどれだけ利益が出るのか?
はたまた応援を呼んでいるので施工してしまったのか?
工期が差し迫っていたのか?
いろいろな理由が考えられますが、
行け行け!ドンドン!
だけでは成り立たないのが塗装工事なのです。
自戒の念を込めて。